冬のおうち時間で【干し芋】を作ってみよう!

おうち時間
この記事には広告が含まれています。

12月になると、晴れて乾燥した毎日が続く茨城県。”マツコの知らない世界”でも紹介され(2020年3月3日放送)、ここ数年人気が高まっている干し芋もそろそろ出来上がり始めます。人気が出すぎて販売価格も上昇中・・。それなら、おうち時間を利用して干し芋を作ってみよう!ということで、干し芋作りにチャレンジ!作り方・出来上がりの感想などをお伝えします。

スポンサーリンク

週間天気予報を確認しよう

今回は「天日干し」で作るので、晴天の日が続くタイミングで作り始めることをおすすめします。干し始めはとくにイモに水分が多いので、湿度が高かったり雨が降っているとカビが生えやすい。関東地方は12月になると晴れて乾燥した日が多くなりますので、そのタイミングで作れば失敗することが少ないと思います。

さつまいもの品種は「紅はるか」を使ってみた

干し芋作りで筆者がおすすめするさつまいもの種類は紅はるか】です。甘くてねっとりした食感が特徴。出来上がりは、黄色っぽいの干し芋になります。原料のさつまいもは、スーパーなどでも売っていますが、直売所や道の駅などで販売されているイモは安くて良質なものが多いと思います。今回はコストコで販売されていた【紅はるか】(茨城県産)2kg/300円弱 を使って作ります。

2kg入りの紅はるか。
7本入っていました

さつまいもを選ぶ時には、中くらいのサイズ感の”イモ” を選びましょう。どんなサイズでも作れますが、小さかったり大きかったりすると、切る時に大きさの工夫が必要です。

材料・必要な道具

材料
  • さつまいも(おすすめは紅はるか)

材料はさつまいもだけというシンプルさ。干し芋は正真正銘の無添加食品ですね。

必要な道具
  • 蒸し器
  • 竹串 または 細めの箸
  • 包丁 または 果物ナイフ(割りばしでもできるかも)
  • 軍手 または ふきん
  • 干し網 または ざる

必要な道具は、ホームセンターや100均で準備できる道具です。おうちにある道具で代用できそうなものを使用しましょう。

蒸し器

さつまいもを蒸せる調理器具であればなんでも大丈夫です。フライパンや鍋を代用することもできるので、おうちにある道具を活用しましょう。

竹串 または

蒸した後、いもに刺して火のとおりを確認するために使用します爪楊枝つまようじは短くて細いので、適していません。今回は竹串を使いました。

包丁 または 果物ナイフ

蒸かしたさつまいもの皮をむくために使います。大きい包丁でもできますが、果物ナイフぐらいのサイズの方が使いやすいと思います。

軍手 または ふきん

蒸かしたさつまいものは熱いうちに皮をむきます。ビニール手袋でもやってみましたが、滑るし熱いしで、作業に適していませんでした。それに比べると軍手はすごい!いもをがっちりキャッチできるし、いもを持っていても熱くなりにくいので断然おすすめです。(軍手はいもでベタベタになります。使った後は軽く水洗いして洗濯機で洗いました)

平たいざる または 干し網

さつまいもを干す時に使います。通気性に優れている道具ならなんでもいいのですが、今回は竹の丸ざるを使用してみました。

作り方

蒸す

いもを軽く洗って蒸し器に入れる。(後で皮を熱くむくので、軽く洗うだけでOK)鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にして蒸かす (今回はやや強めの弱火にしたので、沸騰してから約40分で蒸しあがりました)

重ねて蒸す場合には、太めのいもを下に置いた方が、均等に火が通りやすい。

❷ 竹串がイモの中を、スーっと貫通するようになれば蒸し上がりです。

❸ 蒸しあがったら、蓋をしたまま蒸らしてみました (約20分ぐらい) ※本来は蒸す作業の時に弱火でじっくり火を通すのですが、今回はちょっと強めの火加減で時間短縮の蒸し具合だったので、しっかりイモに火が通るように蒸らしてみました。

調理時間はあくまでも目安なのでイモの量によっても変わります。蒸す時間蒸らす時間は 調整が必要です。

皮をむく

熱いうちにいもの皮をむきます。ナイフで少し切り込みをいれて、そこからナイフを入れ、手元の方にすべらせるようにするとむきやすいと思います。

皮をむく時に、甘皮のようなものがあります(下図の黒っぽい部分も甘皮にあたります)

ちょっともったいないようですが、この甘皮の部分もむきましょう。

この甘皮をとらないと出来上がりの色が悪くなります。口当たりも悪くなるので、甘皮を含めて厚めにむきましょう!

表面を包丁でならして、平らにします。

切る

皮をむいたイモを繊維にそって、縦に切ります切る幅は約10mm(乾燥するとギュッと一回り小さくなります)包丁で切る場合 いもが柔らかく切りにくいので、少し冷めてから作業すると うまく切れます。切ったイモは柔らかいく、包丁にくっつきやすいので、そっとはがしましょう。

ピアノ線で切る方が、簡単できれいに切れる。

イモを切る作業をしていたら、家族が工具をもってきました。これはピアノ線を張って包丁のかわりに切る道具にしたものです。包丁で切ると、イモが包丁にくっついたり変形したりするので、ピアノ線を使って切ると、スッと切れます。簡易的にこんな道具を使用してもいいですね。

干す

最後に、ざるや網などの通気性がよい道具において干します。今回は、竹の丸ざるを使って干してみました。多少、網にイモがくっつきます。

【干し方のコツ】
  • 日当たりと風通しの良い場所で干す
  • 2日に1回は表裏をひっくり返し、まんべんなく乾燥させる
  • 干しすぎると食感がかたくなるので注意が必要

鳥よけに網をかけます。この網は100均の園芸コーナーに売っていました。

出来上がり!

もう少し干してもいい状態ですが、ちょっと半生感がある方が好みなのでこの辺で。

仕上がりは、お天気に左右されるのでなんともいえませんが、天日干しで約7日ぐらいが目安かと思います。今回は【天気】晴天続き・【気温】10℃前後・【湿度】30~50%前後 の天候で、約7日で出来上がりました!長く保存せず食べるようならば、わりと半生の柔らかい状態で食べてもいいですね。むしろ出来上がりは、自分の好きな干し加減でOK!好みの食感で食べることができるのも、おうち作りの醍醐味だと思います。

【上】干しはじめ ・ 【下】7日後

保存方法

半生の食べ物なので、ジップロックなどの保存袋に入れて密閉し、冷蔵庫(1週間ぐらい保存可)または冷凍庫で保存します。食べる時に電子レンジ・オーブンレンジで温めると風味良く・柔らかく食べることができるのでおすすめです。

電子レンジで温める時の注意点

電子レンジで温める時には 加熱しすぎると温度だけ上がり、発煙やコゲの原因になります。乾燥しているイモは水分が少ない状態なので、注意しましょう。

作ってみた感想

いちごいちえ
いちごいちえ

料理下手な筆者でも、想像より美味しくできました!砂糖などの甘味料も一切使わない無添加な健康食品。さつまいも本来の甘味がこんなにも美味しいのか‥と、改めて感じました。蒸したさつまいもは、ベタベタして扱いにくい作業もあり戸惑いましたが、作業をするうちにコツがつかめたので、あまり汚れることもなくできるように。寒い冬のおうち時間で、自分好みの干し芋を作ってみてはいかがでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました