ポータブル電源が気になるニャ―?
車中泊・キャンプなどで人気のポータブル電源。
最近は、停電など災害時の備えとして購入する人も増えてきました。
でも容量や機能など種類が沢山あって、どれを選べばいいかわからないニャ。
そうそう。私も3年迷ってやっと購入したよ。
この記事では、実際に家・車中泊・キャンプで使用してみた【jackery|ポータブル電源】のレビューを紹介します。
今回は【jackery|1000Pro】というポータブル電源を使用している感想ですが、この記事を読むと「自分に最適なポータブル電源を選ぶ基準」が分かります。
どんな商品を選べば漠然と迷っているなら、ぜひ参考にしてください。
- ポータブル電源|何ができるのか
- 購入する時に調べたこと
- 家・車中泊・キャンプで使ってみた結果
- 【jackery|1000Pro】の製品情報
- 【jackery|1000Pro】のメリット・デメリット
- 【jackery】に決めた3つの理由
- 【jackery】を買うなら「公式サイト」・「正規店舗サイト」!
- 買ってよかったと思うワケ
ポータブル電源|何ができるのか
ポータブル電源(蓄電池)には、大容量バッテリーが内蔵されています。
そのバッテリーからAC出力(家庭用コンセント)・USBポートで電化製品を使用することが可能。
スマートフォンのモバイルバッテリーが大容量になり、家電も使えるようなイメージです。
持ち運びできる利便性から、停電などの災害や車中泊・キャンプまで幅広いシーンで活躍します。
購入する時に調べたこと
私が購入するのをためらっていた1番の理由は、用途に合ったポータブル電源が分からない から。
なので、まず 次の2点を調べてみました。
- どんな電化製品を使いたいか?
- その家電はポータブル電源で使えるのか?
主な電化製品の消費電力をまとめました。
- 電気スタンド(LED):4W~10W
- 扇風機:50W~60W
- 電気毛布:50W~90W
- 洗濯機:500W~900W
- ノートパソコン:50W~120W
- デスクトップパソコン:150W~300W
- インクジェットプリンター:10W~60W
- 無線LANアダプター:6W~15W
- ミキサー:120W~200W
- ジューサー:175W~300W
- コーヒーメーカー:450W~650W
- 電気ケトル:700W~1000W
- 冷蔵庫:150W~500W
日常生活で使用する家電の消費電力って、こんなに違いがあるんだなーと。
私の場合は「車中泊でお湯を沸かすのに電気ケトルを使いたい!」というのが1番の目的。
自分が「使用したい家電」と「購入するポタ電の容量」がマッチしないと、実際に使えず「こんなはずじゃなかった!」になります。
家・車中泊・キャンプの使用例
実際にどんなシーンで使えるのか、筆者の使用例を紹介します!
日常【毎日使っている】
充電箇所をまとめて部屋がすっきり
1000proには、4つの出力ポートがあります。
①AC=家で普段使うコンセント
②USB-A=USBメモリ・マウス・ウェブカメラなど
③USB-C=スマホ・タブレット・USBメモリなど
④シガーソケット=車の電源
ポタ電があれば スマホ・タブレット・ゲーム機などの充電が1ヶ所にまとめてできます!
ガジェット系の充電をまとめたことで「たこ足配線」が減り、部屋がすっきりしました。
非常時【停電時に使える】
部屋のライトになる
1000proは、LEDライトがついています。
停電時には、ボタン1つで部屋を明るくすることができる!
パッと部屋が明るくなれば、その後あわてずに行動することができますね。
そういえば、東日本大震災の停電時にはロウソクで灯りを確保した記憶が・・。
日常・非常時【家電を使う】
筆者が日常的に使用している家電はこちら。
- ドライヤー(600W)
- 扇風機(60W)
- 電気ケトル(800W)
- 電気毛布(60W)
【jackery|1000Pro】は、定格出力(安定的に使用できる出力)が1000W以下の家電が使えます。
しかしバッテリー容量が1002Whなので、1000Wの家電は約1時間しか使えません。
計算的には、100Wの家電なら10時間 使用できる ということです。
停電しても、日常生活で使っている家電の一部が使えますね。
車中泊がより快適になる
車中泊の旅では、次のような使い方ができます。
車内でお湯が沸かせる
車内でお湯を沸かせたら便利ですよね。
なぜならコーヒー・カップラーメン・スープ・レトルトの温めなど、車中泊の快適度が上がるから。
ちなみに、1000proで使用している電気ケトル(800W)はこちら。
4分ぐらいでお湯が沸くので、朝もモーニングコーヒーが飲めて嬉しい。
スマホ・タブレットの充電に安心感がある
スマホやタブレットの充電に使用するなら、1泊の車中泊には十分なバッテリー容量です。
ガジェット系の同時充電ができるので、翌日もフル充電で使用できます。
ドライヤー・ヘアアイロンが使える
車中泊だと、翌朝や日帰り温泉の立ち寄った時など、ドライヤー・ヘアアイロン(女子だとクルクルドライヤーやコテなども)を使いたいことがあります。
車中泊でヘアスタイルが決まらず、テンションが下がってしまったらもったいない!
女子ウケのいい使い方です。
持っている家電でキャンプできる
色んな家電が使えるので、もちろんキャンプでも使用できます。
- 年に数えるほどしかキャンプはしない・・。
- キャンプはしたいけど、道具を買うのは躊躇する。
- おうちの庭でキャンプをしたい。
そんな悩みも解決してくれるのがポータブル電源です!
家にある家電が使える
すでに家にある電化製品でもキャンプができます。
特別にキャンプ用品を購入しなくてもいいので、手軽にキャンプが楽しめますね。
しかし実際にキャンプしてみて感じたのは、IH調理器やホットプレートなど消費出力が大きい家電を使用する場合には、さらに大容量なポータブル電源が必要だということでした。
電気毛布でぬくぬく眠れる
冬キャンプをするなら、寒さ対策が必要。
電気毛布が使えるので、膝にかけたり・かぶって寝てることができます。
(電気毛布:50W~90W)
家でも使える電気毛布で、あったかキャンプができちゃう!
寒さが苦手な人には朗報ですね。
小型冷蔵庫が使える
夏に冷えた食材を持ち込むなら、クーラーボックスが一般的かもしれませんが・・
おうちに小型冷蔵庫があるならクーラーボックスいらず。(小型冷蔵庫:60W)
キャンプでも車中泊でも使える小型冷蔵庫が一台あると、冷えたお酒や生鮮食品の保管ができます。
【jackery|ポータブル電源1000Pro】の製品情報
ポータブル電源がほしいなぁと漠然と思っている段階で製品情報を見ても、実際にどんなことができるのか分かりづらいと思ったので使用できるシーンを紹介しました。
では、あらためて1000proのスペックを見てみます。
品番 | Jackery ポータブル電源 1000Pro |
電池タイプ | リチウムイオン電池 |
容量 | 1002Wh ※1002Wの電力を1時間使用できる |
定格出力 | 合計1000W ※同時に安定して使える出力 |
瞬間最大出力 | 2000W ※起動時など、瞬間的に出せる出力 |
AC出力 | 100V~ 50Hz/60Hz, 1ポート最大10A/1000W |
シガーソケット | 12V⎓10A |
USB出力 | 2 x USB-A出力 :Quick Charge 3.0, 5-6V⎓3A, 6-9V⎓2A, 9-12V⎓1.5A, 各ポート最大18W 2 x USB-C出力 :5V⎓3A, 9V⎓3A, 12V⎓3A, 15V⎓3A, 20V⎓5A, 各ポート最大100W |
充電温度 | 0℃~40℃ |
動作温度 | -10℃~40℃ |
サイズ(横×奥行×高さ) | 約340 x 262 x 255mm |
重量 | 約11.5kg |
【jackery|ポータブル電源1000Pro】のメリット・デメリット
そして、実際に使っているメリット・デメリットはこちら。
メリット
今まで使用して感じた4つのメリットを紹介します。
フル充電まで1.8時間の高速充電
コンセントからのフル充電まで、たったの1.8時間!
ちなみに、充電速度が従来モデル(1000)より76%向上しました。
製 品 | 充電時間 |
1000 | 約7.5時間 |
1000pro | 1.8時間 |
充電を忘れていた場合の外出でも、短時間でフル充電できるので、忘れっぽい筆者には大きなメリット。
充電時の音が気にならない
1000proは、充電時の音が45dB以下。
実際に使ってみたところ、筆者の場合は、部屋の中でも気になりません。
個人差はあると思いますが、充電中にお昼寝ができました。
一人で持ち運べる重さ
1000proの重さは約11.5kg(お米5kg×2袋強)
持ちやすいハンドルがついています。
・自宅で1階から2階へ移動する
・車へ積み込む
・キャンプ場の駐車場からサイトへ運ぶ
など、台車を使わず一人で持てる重さです。
停電時の備えにもなる1000Wh以上
災害用として購入する目安電力は1000Wh以上といわれています。
もちろん普通の生活を送れるわけではありませんが、最低限の電力は確保できると想定しています。
高出力になる調理家電は使用できないので、料理は【卓上ガスコンロ】使うことを想定しています。
ガジェット系の充電・扇風機・電気毛布・ドライヤー(短時間)などは、2~3日使えそうです。
災害時も高出力になる家電(セラミックヒーター・エアコン・ホットプレートなど)を使用したい場合は、さらに容量の大きい(1500Wh~3000Wh)のポタ電を検討しましょう!
デメリット
これまでの使用で感じたデメリットは、次のとおりです。
決して軽量とは言えない
1000proは10kg以上あるので、軽々と持ち運べるとは言えません。
たとえば容量の小さいJackery ポータブル電源 300 Plusだと、重さは約3.75kg。
ポータブル(持ち運べる)とはいえ、製品によって重さに違いがあるので注意が必要です。
狭い場所では、置くスペースに工夫が必要
自宅で使用する場合はさほど気になりませんが、軽自動車の車中泊など、狭い場所で使う時には大きさがデメリットになることも。
二段ラックなどを使用して、空間を有効利用しましょう。
気軽に買える値段ではない
容量が大きいポータブル電源は、10万円~20万円と高額になってきます。
とても気軽にポチれる金額ではありません・・。
Jackery は年に数回セールを行っているので、sale期間に購入するのがおすすめ!
【jackery】に決めた3つの理由
色々なメーカーから販売されているポータブル電源ですが、【jackery】に決めた理由は次のとおりです。
長期保証がある 〈公式サイト・店舗サイトのみ〉
保証期間は、購入日より3年間です。
製品によっては延長保証があり、最長5年の長期保証にもなります!
長期にわたって信頼できるメーカーですね。
安定の品質 安全マーク
安全性の高い商品として認められている、PSEマーク【電気用品安全法認証】を取得。
(ポタ電自体は電気用品安全法の対象外なので、ACアダプターの表示を確認しました)
また災害時、有効かつ安全に利用できる防災用品であることを証明する「防災推奨」マークも取得。
ポータブル電源はバッテリーの異常発熱・過充電の出火などの事故も多いので、安全性が確認できる製品を選びたいですね。
アフターサービスが充実している
長期で使用吸うことを考えると、製品の初期不良や故障の修理サービスも気になるところ。
Jackeryなら、未使用・未開封の場合は7日間の返品期間があります。
またカスタマーサポートの相談に関しては、安心できる口コミが多数。
そして使用後の廃棄方法に、無料の回収サービスがあることもポイント!(送料は負担)
再利用して資源としてリサイクルするなど、環境に配慮した企業としても信頼できます。
(自治体によってバッテリーの廃棄が有料になるなど廃棄方法が違います)
【jackery】を買うなら「公式サイト」・「正規店舗サイト」!
安心の保証期間
保証期間は3年~5年!(製品により期間が異なる)
1000proの保証内容は次のとおりです。
・「自動的に」保証期間が延長される
・3年保証+2年保証=最長5年
※製品の保証登録が不要
・「公式サイトに製品保証登録をすれば」保証期間が延長される
・3年保証+2年保証=最長5年
※製品の保証登録が必要
延長保証について「自動的に延長になる」・「自分で登録する」という違いがあります。
公式サイト・正規店舗サイト
保証が受けられるのは公式で案内しているショップだけ。
定期的にセールも行っているので、チェックしてみましょう!
公式サイト
正規店舗サイト
買ってよかったと思うワケ
色々使ってみて、最終的に買ってよかったと思う率直な感想です。
停電など災害時の備えが安心につながる
地震や異常気象による停電は、いつでも起こりえる災害です。
東日本大震災の時には、1週間停電していたのでPC系の充電に苦労しました。
その後コロナ禍でオンライン化が進んだこともあり、家には電気が必要な機器がいっぱい!
ここ数年の猛暑で停電しても、扇風機やサーキュレーターを使うことができます。
できれば災害は起こらない方がいいですが、万が一の安心を買ったといえるでしょう。
ソーラーパネルをつないで太陽光発電・節電ができる
今回はポータブル電源だけ購入しましたが、ソーラーパネルを接続して太陽光による充電も可能。
電気料金の値上げによる節約と停電時の自家発電用として使うことができます。
ソーラーパネルは後から購入することもできます。
筆者はもう少し検討してから・・と購入を見送りましたが、値段的にはポタ電+ソーラーパネルのセットで一括購入した方がお得です。
ポータブル電源を購入してから3カ月後。2023年12月にソーラーパネルを追加で購入しました!
車中泊・キャンプなど、趣味でも大活躍
車中泊では、手軽に・安全にお湯を沸かしたり、電気毛布を使えたりと快適性が上がりました。
キャンプでも、電気毛布を使ったあったかキャンプができました。
あとがき
今回は、筆者が購入したポータブル電源1000proのレビューをご紹介しました。
自分の使用目的や使いたい家電の消費電力を調べて、用途にあった製品を選ぶことがポイント!
この記事を読んで、自分なら容量が「これより大きいものがいいかも」とか「もっと小さいものでいい」など、ポータブル電源を選ぶ基準に役立ててください。
結果的に購入を3年ためらっていましたが、トータル的にJackery製品を購入してよかったかなと思っています!