いつもは気ままな一人旅が多いわたくしですが‥。今回は両親の傘寿(80歳)のお祝会の為、住んでいる県内のホテルに宿泊し、非日常を味わうことができるような “ぷち旅” を楽しんでみました。
自分の生活圏内にあるホテルに泊まるというシチュエーションは、正直あまりないと思います。今回は ①高齢の両親が移動疲れしない距離の宿に泊まる ②お得に泊まれる「いば旅あんしん割」を利用する という旅の目的から、居住県内の宿を探してみました。阿字ヶ浦~大洗の海岸線に位置する赤い橋(海門橋)を通る時に高台に見える “亀の井ホテル大洗”。那珂川沿いから太平洋を望むロケーションがよさそうだなぁ〜と思っていたところ‥。やはり!夏は太平洋から昇る朝日を見ることができる、なかなかのロケーションでした。
亀の井ホテル大洗に泊まる
2022年7月1日にリブランド!
滞在ホテルは2022年7月1日にリブランドした “亀の井ホテル大洗” です。茨城県内で海が近い宿を検索していたら、いままで見たことがないグループのホテルが検索でヒットしました。ん?こんなホテルあったっけ?ということで場所を確認したところ、2022年6月まで “かんぽの宿” だったホテルがリブランドしてオープンした宿だとわかりました。“かんぽの宿” 時代も人気があったようですし、数ヶ月前に栃木県の奥日光へ1人旅に行った時に宿泊した “亀の井ホテル奥日光” の印象もよかったので、そのリブランド力に期待してみました。
宿泊施設情報(お部屋・お風呂・食事など)
駐車場
駐車場はホテル前にアルファルトの平面駐車場が100台ぐらいあります。利用料金はうれしい無料です!この日は観光バスも停まっていました。
館内着(浴衣)
浴衣は、フロント脇のカゴにサイズごとに並べられていました。”亀の井ホテル奥日光” も同じスタイルでした。あらかじめ把握しにくい浴衣サイズを部屋におくよりも、自分のサイズを確認して持っていくスタイルは効率的でエコだなと感じています。(そのひと手間がめんどうな方もいるかもしれませんが‥)荷物がいっぱいで持てなかったら、一息ついてから売店でお土産でも見に行きながら取りに行きましょう(帯と羽織は部屋にあるので、浴衣だけが置いてあります)
館内
建物自体は古い感じですが、その古い感じがうまくレトロ感につながっているスペースなどもあって、スタイリッシュな雰囲気ではないけど、昭和を感じさせるなんだかホッとするような館内でした。
お部屋
建物は横に長い造りです。今回はエレベーターを出てからちょっと歩く太平洋側の角部屋でした。3世代合計8名のため2部屋予約していたので、隣同士の部屋を割り当てていただいた上に角部屋だったので、少々盛り上がりすぎても隣のお部屋にご迷惑がかからないかな‥と思いました
8畳和室の窓際にテーブルと椅子があり、那珂川の流れと太平洋方面を眺めながら、用意されていたお茶とお茶菓子(しらす煎餅)でホッと一息です。また角部屋は、西に沈む夕日が美しくみえるなかなか贅沢な部屋だったというのは、日が沈む頃になってから気がつきました。部屋にはすでにお布団が敷かれていたので、疲れていたらすぐにゴロンもできます。隣の部屋の音や廊下を歩く人の足音も気にならず、静かに過ごせました。
テレビ・湯沸かしポット・冷水・貴重品ボックス・ベープなどの備品ありです。
洗面台にはドライヤーがありました。歯ブラシは部屋の押入れにあるタオル等と一緒に置いてあります。フェイスタオル・バスタオルは部屋に備え付けてあるものを大浴場へ持参しましょう。
アメニティ
フロントわきに、カミソリ・ヘアブラシ・綿棒コットン・シャワーキャップなどもあります。
カギ
カギはオートロックではありません。今回は1部屋4名利用でカギを2ついただいたので、それぞれに移動したい時に2つあると便利だと思います。ホテルによっては1つしかない場合もありますからね。
WIFI
館内はフリーWIFIが利用できます。フロントでいただく案内用紙にID・パスワードの記載がありました。Youtubeなどを視聴したりする分には全く速度に問題ありません。
お風呂
お風呂は地下1階にあります(内湯1と露天風呂1)。内湯は「光明石温泉」という人工温泉で、露天風呂は、大洗温泉(運び湯)です。脱衣所には、ジムの更衣室のようなロッカーがあり、カギがかかります(無料)。洗い場は12箇所ぐらいでしょうか。私が利用した日は混雑した感じはありませんでした(男湯も混み合いは感じなかったようです)。露天風呂は4〜6人ぐらいで密かな?という大きさなので、誰かが出たら交代で入ろうかなといった感覚です。湯加減がちょうどいい温度のお湯なのでついつい長湯してしまいます。大浴場の利用時間は、5:00〜9:00、10:30〜24:00まで。貸切風呂もありました(当日予約制)
お食事
今回は、夕食と朝食付きのプランを予約しました。お食事処は2箇所あります。夕食はレストラン「はまゆう」の個室で。ちょうど夕暮れ時でこれまた海門橋を望むロケーションがいい感じ。
スタンダードプランなので、食事の量は少なめです。晩酌メインでの食事という位置づけなら適量かなと思いましたが、食事をメインに考えている方や10代・20代の若者にはもの足りないですね。食べ盛りな中学生男子には鶏の唐揚げを追加注文しました(笑)。食事は質量ともに豪華にしたい‥という方は、海の幸や常陸牛がセットになったプランがありますので、そちらをオススメします。
まぁ、メニューにあったら必ず頼む、利き酒セット(3種)です。実は運んでいただいた時に1種類のお酒が入っていなかったので、あれ‥?眼の錯覚?!えっと‥「1種類入っていないんですが‥」とお話したらスタッフさんも仰天!みんなで大爆笑でした。その後、お詫びに‥と少し多めに注がれたグラスをお持ちいただいたのはここだけの話です。
朝食はビュッフェスタイルです。種類は少なめかなと感じました。パン派よりご飯派向きな感じのラインナップ。コロナ禍ということもあって、感染対策がしっかりとられていて、料理の補充もスムーズだったので気持ちよく食べることができました。我が家では、ご飯のお供たちを色々トッピングできる「とろろご飯」が人気でした。
喫煙所
客室は全室禁煙です。喫煙所は1階と3階にありました。
その他のサービス
夜食を食べたい宿泊者のための無料サービス “地獄めぐり担々麺” を食べました。1階の「喫茶なぎさ」で食べられます。辛いものがお好きな方はぜひ。3種類の担々麺から、月替わり?(のようなお話でした)で1種類が提供されているようです。この日は黒ごま担々麺でした。麺は普通のラーメンではなく、細めの香港麺でスープは濃いめ。私はスープ飲み干し完食!辛いもの苦手な家族はスープはちょっと残して‥。ご夫婦でいらしてお二人でシェアしている方もいました。 あぁ‥なんという太っ腹で嬉しいサービス!
太平洋からのぼる朝日がきれいでした
今回宿泊した8月下旬だと、ちょうど部屋から日の出を見ることができます。フロントには明日の”日の出時間”の案内がありました。いつ見ても日の出ってパワーももらえる感じがします。(冬は日の出の位置が写真の右方向に移動してしまうので、部屋からは見えないそうです。ホテルスタッフ談)
県民割(いば旅あんしん割)を利用してみた
今回は “いば旅あんしん割” を利用したので、宿泊費(5,000円引/人)の割引と地域応援クーポン券(2,000円分/人)が事実上のキャッシュバックになります。下記が1部屋分の明細書です。お支払いの金額を見てみると・・55,900円(宿泊代+夕食時の飲食代)-19,000円(キャッシュバック+クーポン券) = 36,900円(支払額)になりました!
県民割(いば旅あんしん割)を利用して予約をする
普段は、旅行サイト(じゃらんや楽天トラベル)で予約することが多いのですが、今回は予約をしようと思っていた段階では、旅行サイトから「いば旅あんしん割」を利用したプランが発表されていませんでした。直接ホテルの公式HPからネット予約はできたので、予約後に電話で予約番号と「いば旅あんしん割」を利用する人数を伝えました。(予約8名のうち都内在住の1名は、いば旅あんしん割の対象外です)この場合、対象外の1名分は通常宿泊料(割引がない料金)で宿泊することになります。
地域応援クーポンを使う
いば旅あんしん割で発行される地域応援クーポン券は、宿泊日の翌日までしか利用できません。今回は、①夕食時の追加注文品(お酒やサイドメニュー)の支払でつかう ②チェックアウト後にクーポン券が利用できるスーパー・家電量販店、酒屋さんなどでお買い物をする という形で利用しました。普段は県外への旅行のため、ご当地のお土産を購入するために使うことが多いです。
【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!周辺で立ち寄れる観光スポット
大洗磯前神社・酒列磯前神社
ほしいも神社・ひたちなか開運鐡道神社
平磯海岸
子供の頃よく遊んだ平磯海岸。このあたりの海岸では、傾斜した岩礁が連続する「中生代白亜紀の地層」をみることができます。ほとんどが同じ向きの傾斜で並ぶ岩礁ですが、一部が逆向きの傾斜になっている?!ウォーリーを探せ!ならぬ逆向き岩を探せ!です(笑) そして本日はまさかの大人潮干狩りw 童心にかえって夢中で海をのぞきこむ。GWや夏休みは子供連れの家族で大賑わいです!まさに自然の遊び場。特に親子連れにはおすすめスポットです。
まとめ
いば旅あんしん割を利用して地元の観光業を応援すべく、亀の井ホテル大洗への宿泊してみました。近場のホテルに泊まるってどんな感じかな?と思っていましたが 、しっかりと”ぷち旅行気分” になれました。茨城県民の特徴なのか、それとも気心がしれている土地だからなのか、スタッフさんとのコミュニケーションを交えた会話が心地いいホテルだったと思います。周辺には海沿いの観光スポットもありますので、大洗~阿字ヶ浦の海岸線をドライブしてみませんか?